物質科学のための群論入門

こんにちは。

物工/計数 Advent Calendar 2019 - Adventar

13日目は、物理工学科B4のガオゾウが担当します。よろしくお願いします。

adventar.org

 

今回私が紹介するのは、「群論」です。群論とは、

群論(ぐんろん、英語group theory)とは、を研究する学問。 群の概念は抽象代数学における中心的な概念。出典:Wikipedia(群論)

 とある通り数学で非常に重要な分野の一つです。しかし、群論の一部の結果については、自然科学においても応用されています。ここでは自然科学の中でも特に、物質科学への応用をご紹介したいと思います。

応物アドベントカレンダーなのに「物性物理」ではなくあえて「物質科学」と書いたのは、ここで紹介する群論の手法が、化学など物質を扱う学問には広く通用するものだからです。ですので、物理をやっていない人(そんな人が読んでいるのかわかりませんが)にもできるだけわかりやすくすることを目標に書いていきたいと思います。

 さて、ここまで書いた段階でこのブログ上でモリモリ記事を書く気満々だったのですが、普通にLaTeXで書いた方が速いということに気づいてしまったので結局LaTeXで書いてしまいました。しかも、たいして計画も立てずに書き始めた結果、誰が読むのかという11ページ強にも及ぶpdfになってしまいました。もし暇な人がいたら読んでみてください。pdfはこちらです

github.com